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テクノブレイン25年の歩み:変化と挑戦の軌跡
2024.11.05こんにちは。テクノブレインブログ担当です。
11月に入りだんだん秋らしくなってきましたね。
今日は少し趣向を変えてクイズからスタートしてみたいと思います。
次の5つに共通するものが何かお分かりになりますか?
・Google
・Wi-Fi
・映画『マトリックス』
・ソニーAIBO
・Apple iBook
どれも私たちの生活に新たな視点や技術をもたらし、大きな変革を引き起こしてきたものばかりです。
実はこれらにはもう一つの共通点があります。
それは、すべて【1999年に誕生し2024年に25周年を迎える】ということです。
私たち株式会社テクノブレインも、本日2024年11月5日に25周年を迎えました。
この特別な節目を迎え、これらの革新者たちに倣い、さらなる成長と進化を追求していきたいと考えています。
本日は、この機会に私たちの歩みや変化を振り返り、今後の展望についてお話ししたいと思います。
■ テクノブレインの歩み
1999年11月 福岡で「スマイルブレーン」という小さな組織を設立したのが、私たちの物語の始まりでした。
設備と建築技術者の派遣事業を中心に据え、堅実な成長を遂げながら業界での地位を確立していきました。
2002年7月 さらなる成長を目指して「有限会社テクノブレイン」へと社名を変更。
新たな挑戦を胸に、同月には「上海事務所」を設立。海外の優れた人材を活用しサービス品質を強化しました。
2006年7月 より強固な基盤を築くため「株式会社テクノブレイン」に組織変更。
全てが順調に進んでいるかに思えた矢先、2008年に発生したリーマンショックが試練をもたらすことになります。
50名の社員の半数が会社を去ることに・・・
それでも私たちは困難を乗り越え、再起を図る決意を固めました。
2010年7月 「作図事業部」を設立。専門性を高めることで作図業務のレベルアップを図りました。
2015年3月 事業拡大を見据え「合肥事務所」を設立。
2019年7月 「デジタルソリューション事業部」を立ち上げ、3Dスキャナや最新のテクノロジーを駆使した新たなビジネスモデルの構築に挑戦しました。
2020年、社会はコロナ禍という未曾有の危機に直面しましたが、社員が一丸となりこの試練を乗り越えました。
2021年4月 初めて新卒採用を行い、未来を担う若い力を迎え入れました。
2024年11月 お客様やパートナーの皆様に支えられ25周年を迎えることができました。
■ テクノブレインの今
ここからはいくつかの数字をもとに現在のテクノブレインについてご紹介します。
【30】
こちらは、作図事業部が1ヵ月に対応する案件の平均数です。
多くの案件は全国から寄せられる病院、大学、大型マンションといった大規模な建物が中心です。
25年間にわたる人材育成と海外事務所での事業展開により、現在では年間300件を超える施工図作成に対応できるようになりました。
【21】
この数字はデジタルソリューション事業部が手掛けた文化財の3Dスキャンや撮影の件数です。
当初、建設現場向けに導入したスキャナや4Kカメラが、歴史的建造物や重要文化財のデジタルアーカイブに役立つことは私たちにとって嬉しい発見でした。
新しい建物を建てるだけでなく既存の建物を守ることを社会貢献と捉え、この業務をさらに拡大していきます。
【3】
現在、テクノブレインには日本、中国、ネパールといった異なる3か国の国籍の社員が在籍しています。
国籍にとらわれず、グローバルな人材を積極的に採用し、多様なバックグラウンドから生まれる新しいアイデアをビジネスチャンスに変えていきたいと考えています。
社内では出社や退社時にさまざまな言語の挨拶が交わされ、活気あふれる多文化な環境が広がっています。
【9】
こちらは業務で使用しているデジタル機器の数です。
内訳はTrimble Ri(自動墨出しシステム)、Leica BLK360、RTC360(3Dレーザースキャナ)、Artec Leo(ハンディスキャナ)、Matterport Pro2、 Pro3(4K3D対応カメラ)、HoloLens2、Trimble XR10(MRデバイス)、Meta Quest2(VRデバイス)です。
BLK360という小さなスキャナ1台からスタートして業界のニーズに合わせて加速度的に増えていきました。
今では現場のどんな課題にも対応できる頼れるメンバーです。
■ テクノブレインのこれから
最後にテクノブレインの今後の展望を3つのキーワードでご紹介します。
1. 技術と経験
-AIが進化する時代でも最終的に頼れるのは人の技術と経験。こんな時代だからこそ教育に力を入れています-
テクノブレインでは、社員全員がオペレーターではなく、ものづくりの基盤を支える「エンジニア」です。
オペレーターが指示通りに作業を行うのに対し、エンジニアは自ら考え判断して業務を行います。
そのためには教育の時間を十分に確保し、経験の少ない社員も段階的にスキルを身につけることができる仕組みが確立されています。
その育成力が評価され、他業種から建設業に参入する方や外国人スタッフの研修を依頼されることも少なくありません。
AIや自動化が進む今の時代でも、最終的に求められるのは人の「知識と判断力」。
だからこそ、私たちは技術だけでなく、考え判断する力を備えた人材の育成に力を入れ、それが業界全体の成長にもつながると信じています。
2. 建設×デジタル
-デジタル技術を駆使してあらゆる課題に対応。「デジタル現場支援」サービスはじめました-
テクノブレインが長年携わってきた建設業界では、慢性的な人手不足や長時間労働が大きな課題となっています。
私たちは早くからこれらの課題解決に向けてデジタル技術を導入し、2019年からは3Dレーザースキャナを用いた計測サービスを提供しています。
3Dスキャンで取得した点群データをもとに、モデリングから施工図作成までを一貫して行うワークフローを確立し、効率的で精度の高いサービスを展開しています。
また、自動墨出しシステムの導入により、手作業での墨出し作業をデジタル化し、作業時間を短縮することにも成功しました。
単なる施工図の作図に留まらず、現場の課題に対して確実なソリューションを提供できる企業として、建設業が抱える課題解決に貢献したいと考えています。
今後は、こうしたデジタル技術を活用した取り組みを建設業以外にも広げ、新たな分野でも価値を提供していきます。
デジタル現場支援ページへ
3. 社会貢献
-新しい建物を建てることも大事ですが、古い建物も大事にしていきますー
私たちは新しい建物を建設することと、既存の建築物を保存・継承することのバランスを大切にしています。
その一環として、3D計測や4K撮影を通じて文化財のデジタルアーカイブ化を行い、次世代へ文化財を継承するとともに、災害時の復旧にも役立つデータを提供しています。
また、文化財のインターネット公開をサポートし、VRやARといった新技術も導入することで、建設現場で磨いた技術を社会全体へ還元していきます。
建設と保存の両方に注力することで、持続的な地域社会づくりに貢献したいと考えています。
■ 最後に
私たち株式会社テクノブレインは、25年の歩みの中で多くの試練を乗り越え、成長を重ね、今もなお進化の途上にあります。これからもお客様、パートナーの皆様と共に確かな未来を築いてまいります。
次の一歩へ──
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。