3D計測とは3Dレーザースキャナを使用して遠隔から対象にレーザーをあてることで、対象までの距離を計測する技術です。この技術によりX,Y,Z座標とカラー情報をもつ点の集合(点群)を得ることができ、空間全体の3次元データ化が可能になります。点群データはパソコン上で寸法計測できる現調データとしてご利用頂けます。また、CADソフトを使用して点群から建物や配管などを3Dモデリングした施工図を作成し、各種シミュレーションなど様々な用途にご活用頂けます。
改修工事における3Dレーザースキャナワークフロー
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文化財3D計測
テクノブレインでは改修工事現場で培われた3D計測技術を生かして、文化財のデジタル保存にも取り組んでいます。文化財や建造物の正確な形状・外観を次世代へ継承し、万一の災害や事故で損傷した際には修復作業にも活用できる点群データを作成します。
3Dレーザースキャナ計測【福岡城潮見櫓・下之橋御門】
3Dレーザースキャナ計測【南蔵院 釈迦涅槃像】
点群データを使用した動画やVRコンテンツの作成も行っています。
3Dレーザースキャナ使用の利点
- 短時間で高精度の計測が可能
- 足場を使用せず高所の計測が可能
- 遠隔から計測するため対象物の損傷リスクがない
- 人が立ち入れない狭い場所などの計測が可能
3D計測の活用
分野にとらわれず3Dレーザースキャナの可能性を試していきたいと考えています。
上記以外でもご相談下さい。条件によってはテスト計測も可能です。